映画 「レッドクリフ PartⅡ 字幕版」感想
レッドクリフ早く見たかったのですけど、少し我慢してTOHOシネマズデイの今日まで待ちました。シネマズデイだったからでしょうか、平日とはいえお客さんの入りも多かったです。
とにかく大迫力の軍勢は大スクリーンで見てこそだと思いますので、それだけで映画館で見る価値はあると思います。今回の見所はもちろん水上船での火責めでしょうね。
孔明が10万本の矢を集めるシーンや周瑜の奥さんの小喬さんが曹操の陣へ行くシーンとか、テレビのコマーシャルや番宣でかなり流れていたので、赤壁の会戦が開かれるまで少し退屈した感はあります。
私的にその間を持たしてくれたのが、孫権の妹、尚香とサッカー(蹴鞠?)が上手で曹操に千人隊長に昇格してもらった叔材との交流です。一国の太守の妹が敵陣にスパイに入るのもどうかと思いますが、前半はこの二人のやり取りが物語を引っ張ってくれました。それだけに後半この二人が戦場で再会するところはぐっと来ます。この二人に殊勲賞をおくりたい。(逆に三国志ファンには不要に感じるかもしれませんが)
映画としてわかりやすくする為に、曹操を極悪非道の人物として描くのかと思いきや、病気の兵士を励ますシーンとかあったりして、その辺は曹操ファンに配慮したのかなと、という感じを受けました。
戦争シーンは前回以上に大規模に行われましたが、その分、各武将たちの活躍はPartⅠのほうが良かったかな。まぁ乱戦になっていましたのでそれは仕方がないですね。それにしても盾を巧みに使った攻城戦はビジュアル的にもカッコいいです。このあたりはさすがです。
三国志でも人気のある武将や、そのエピソードが結構カットされてたり、変更されていたりするそうなのですが、その辺は三国志ファンにとってはどうなんでしょう。黄蓋(この人北大路欣也に似てません?)が敵陣に潜入するためにわざと鞭打ちの刑にされるという「苦肉の策」がなんと周瑜によって却下されていたとは。この辺は孔明が10万本の矢を集め、周瑜が策略で敵の武将を暗殺する。そしてお互いの策を見抜いていて、信頼しあっているという描かれ方で、映画的に見やすかったと思います。
というわけで中盤少し退屈しましたが、孔明と周瑜の硬い友情が描かれていて、戦闘シーンはとにかく迫力はあります。映画館でみて損はない映画だと思いました。三国志なんて絶対映画にすると面白くないよーと思っていましたが、映画として楽しめるように演出されているところはさすがジョン・ウーです。
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