アニメ ガンダム Gのレコンギスタ 第19話「ビーナス・グロゥブの一団」感想
トワサンガを旅立ったメガファウナクルーたちはクレッセントシップに乗り込んでジョギングしたり、宇宙空間での作業をしたり、とあとはビーナス・グロゥブへの到着をまったりと待つだけ。と思ったらG系と思われるモビルスーツの一団が現れクレッセントシップを占拠?激しい戦争はなかったけど、メガファウナクルーが艦長以下全員で長距離宇宙旅行に勤しんでるのが結構面白かった。
「どっちでもいいじゃないか」「よくない!おじさんはそっち!」クレッセントシップはメガファウナが丸ごと乗っかるくらい巨大。その通路でメガファウナクルーが何故かジョギングしています。フラミニアさんによると、宇宙線の被爆対策と体内の老廃物を排出する為なのだとか。というかフラミニアさんが実はクレッセントシップの医師だったとかまた前振りもなく語られます。ロルッカさんですら「よくも今日まで騙してくれたものだ」って言ってるくらいで、視聴者からしたらいきなりすぎるわ。そのロルッカさん、走りすぎで足がプルプルしているのが笑えた。艦長なんか既にウェア脱いで女性用のシャワー室に入ろうとしてノレドに追い出されてましたよ。ノレドも素っ裸でしたからあの角度からだと全部見えたんだろうな。私も見たい・・・
「マスク大尉・・・どの星がルインのいる星か、分からないんだよ」マラソンが終わったら船外作業。前回G-セルフ強奪の為にマスクと一緒にメガファウナに乗り込んできたマニィはそのままメガファウナに取り残されメガファウナクルーと一緒の生活を送っています。作業中、宇宙に瞬くオーロラのような光に目を奪われるマニィ。アイーダが何故そのように光るかを説明してくれます。マニイの目は深遠の宇宙に向けられます。ルインがどんどん自分から遠くなっていく事へのマニィのセリフが印象的でした。
「アイーダさんは姉で、僕は弟かよ」メカニックのハッパさんってなんかカッコいいよな(顔じゃなくて)。メカニックとして信念をもってやってるって感じが良いです。「コード制限があるって事はG-セルフってあくまでも貴様達を救いたいっていうシステムなんだよな。いいご先祖様に感謝するんだな」とG-セルフのコアファイターシステムを直してくれてました。ベルリ、アイーダ、ラライヤしか操縦できないように作られているのが、その三人を守る為に作られたからじゃないかと言うハッパさん。しかしベルリの気持ちは?船外作業では笑顔を見せていてベルリですが、自分がアイーダと姉弟である事にはやっぱり納得し切れなくて涙を流して耐えている?
その後クレッセントシップの艦長、エル・カインドを交えて、G-セルフのエネルギーがシップのエンジンを活性化させたという説明や、技術を進歩させてはいけないというタブーに対してアイーダさんとカインドさんが論議したりとか、シップに近づこうとしている隕石を撃ち落すのを船外作業中にみんなで見物したりとか、アルケインにみんなしがみついて宇宙空間では物の大きさが判断つかなくなることを体験したり、とか宇宙漫遊ツアーの感を呈してきました。アイーダさんは自分の地球が技術発展が制限されている事への考えが自分から出たものではなく、アメリアで育てられた内に刷り込まれたものではないかということを見つめなおしたりとか、戦闘がない時間を色々な思索をして有意義に過ごしているようです。しかしもう戦闘など起こりそうもない宇宙旅行もビーナス・グロゥブからモビルスーツ隊の登場で不穏な気配が漂ってきます。
「そんな大人の理由はいいんです!僕はそういう戦いをやめさせる為には、姉さんのような人には、ヘルメス財団の偉い人には会わせたいし、ビーナスリングとかオーシャンリングといったものを見てもらって・・・宇宙にある海の夢といったものを見つけ出して欲しいんです」ビーナス・グロゥブを統一しているのがラグー(?)だとかオーシャンリングを造ってそこで生活しているとか、例によって会話の中にいろいろな情報を込めていますね。地球でキャピタルタワーを巡ぐって抗争があることについてのカインドの意見にベルリが思っていることをぶつけたり、それをラライヤやマニィやノレドが、ベルリはアイーダさんをお姉さんだと受け入れられたんだ、と見守っていたりとか、分かりにくいけれでもベルリの心の振幅も描いてくれます。ただ、本当に台詞回しが独特で分かりにくいんですよね。
接近する5機のモビルスーツと1機の大型モビルアーマー。率いるのはジット・ラボラトリーの技術保全局長という肩書きをもち、ジット団なる組織を率いるG系のジャイオーンのパイロット、キア・ムベッキ。ほかにG系のジャスティマを駆る、コックピット内でも筋トレを欠かさないムキった女性チッカラ・デュアル、そしてG系には見えない大型モビルアーマー、ジロッドを駆るクン・スーン。あとは量産型か。ジロットはアンチミノフスキーという機能を積んでいるらしく、どういった戦いを見せてくれるかも楽しみだ。しかもこのジット団という団体、カインド艦長もしらないそうです。
「メガファウナのクルーに教えておく。我々はトワサンガのハザム政権から、貴公らの処分を頼まれたという事もあって出迎えたのである。それを承知してもらいたい」メガファウナクルーたちはメガファウナに戻らされてジット団の監視下に置かれたりするんですが、そんな騒動の中でフラミニアさんがG-セルフを奪取しようとして、それを制止しようとするベルリに麻酔注射を打ったりとか、またしてもややっこしい展開になってきました。しかもジット団は直接トワサンガからメガファウナの処分を頼まれてロザリオ・テン(?)とかラグー(?)とか関係ない、と地球も、トワサンガもそうでしたが、ビーナス・グロゥブも一枚岩ではない、とさらに複雑な対立関係を生み出してきそうです。
もちろんこのままジット団のいいようにされてはいないでベルリたちでしょう。ビーナス・グロゥブに待ち受ける新しい戦いはどういったものになるのか・・・もう大人しく見守るしかないね。次回「フレームのある宇宙」 - バッテリー、フルチャージ -
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ガンダム Gのレコンギスタ
私だ
TBS19話です
いきなりメガファウナ組がクレッセント・シップの輪っかでマラソンしててワロタ
なにやら老廃物を出さなくてはいけないそうですが、
宇宙で適度な運動しないといけないのは、
現代でもリキルド・センチュリーでも同じのよう...... [続きを読む]
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