アニメ ガンダム Gのレコンギスタ 第16話「ベルリの戦争」感想
結構すんなりアイーダの事を姉さんと呼んでいたので、いきなり明かされた事実に違和感ないのかな、と思っていたら実は結構心がかき乱されているベルリくんでした。そりゃ、恋愛感情をもっていた女の子が実の姉だと知ったら、そうならないとね。
トワサンガの隕石に作られたコロニーはシラノ-5(ファイブ)というそうで、コロニーとなる5本のリングが隕石上に建造されていてそれでファイブなのか?名前の由来がシラノ・ド・ベルジュラックという戯曲の主人公の鼻のような形状の隕石だからだとか・・・
「・・・あなた方に使命というもの、理想とする目的があるにしても、そのようなものは私は私自身で見つけて成し遂げます。時代は年寄りが作るものではないのです」メガファウナが入港したドッグはドレッド家と対立している人たちの住む地域だったみたいですが、これは偶然なのでしょうか。サラマンドラの入港したドックではいきなりドレッド軍が出てきましたからねぇ。そこであった人物から姫様、王子と呼ばれるアイーダとベルリ。レイハントン家の子息だった事も明かされました。レイハントンのお屋敷は現在使われていなかったようで、どうやらドレッド家との対立で没落して、ベルリたちは地球に亡命させられたようです。レイハントン派の人々が開発して、何とかドレッド艦隊の事前偵察用の1機として採用させたのがG-セルフ(YG-111)でレイハントン家直系の人にのみ操縦できるようにした仕組みを組み込まれていたとの事。アイーダはそのG-セルフが操縦できた事で、自分は恋人を殺され、ベルリは人殺しの汚名をかぶる事になった、と苦情をぶつけます。レイハントン家の事情はともかく、いきなりこういった現実を突きつけられたアイーダとしては文句の一つも言ってやりたい事でしょう。時代は年寄りが作るものではない・・・ってところが富野監督の自虐に感じられたのは考えすぎか?
「マスク大尉はクンパ大佐を信用しているのですか」アメリア勢が、マッシュナーの部隊に追撃されたのとは対照的に、悠々と月に近づくスペース・ガランデン。ガランデンにクンパ大佐も乗っていたんだ?トワサンガ艦隊の攻撃を受けなかったのはクンパ大佐の影響力か?相変わらずMSのハッチの上でぺったりのマスクとバララです。マスクなんかバララの肩に手をかけていたりして。マスク、バララ、クンパ大佐、この三人の関係も水面下でどろどろしていますね。バララなんか実はマスクとイチャイチャしているけど実はクンパ大佐の手のものではないかと疑ってしまったりして。そこにマニィが「大尉、本艦がトワサンガの軍隊に投降するって事は・・・」とマスクに近づいてきて、その健気さが泣けてくるのう。無線で話しかけてきたことを叱責するマスクはヘルメットを接触させて「向こうの軍事力を頂いて帰るには一度は仲間になって見せる。・・・分かるな」とマニイを諭します。それでさすが先輩、と納得させられるマニィちゃん・・・それでいいのか、彼女の行く末が不安だよ。それをMSのハッチの上から眺めていたバララの「フッ、マスクはあの女には甘いかい」とつぶやくのがまた気になります。ガランデンの面々は本当に何を考えているかわからなくて、マニイ大丈夫か、と応援したくなります。
「あのな、ここに入港させたら両方ともこちらのもんなんだよ。・・・なんでそういうことが分からんのだ」前回にトワサンガのMS勢の不意打ちを受けたクリム達はサラマンドラともども、シラノ-5のアパッチ軍港に回航させられたようです。クリムがアメリアの大統領の息子だと分かってゲスト扱いになったとか。アパッチ軍港は中央のリングにある一際大きいドッグでハザン(?)政権と軍部の拠点との事。サラマンドラに並んでマッシュナー部隊の艦艇も入港してます。そこにスペース・ガランデンも入港してくるみたい。現状に危惧するロックパイに軽くキスして諭すマッシュナー司令が、なんというかエロいんですけど。「キャピタル・アーミィがドレッド艦隊と連合する為に来たというなら、こちらの連合はどうなるんですか」とガランデンが入港してくる事に疑問をもらすミックに「みんな友達さ」とおどけるクリム。みんな狐と狸の化かし合い、なんですけど、マスクと違ってクリムは能天気なところが結構好きです。お坊ちゃん育ちがでてるんでしょうけど、大丈夫なんだろうか。ドレッド艦隊の主導権を握って地球に戻って政権をとるつもりなんだそうな。
「こんな景色のところが故郷だなんて、こいつに親のDNAが仕込んであったからって、そういうことを飲み込もうと努力しているときに何でガランデンがくるんだよ!マスクはドレッド艦隊を叩くのが任務じゃないのか?」自分の故郷がリングの中に作られた世界でアイーダとも姉弟だったことを明かされて、結構ストレスがかかっていたみたいなベルリ。ガランデンに直接事情を聞きにいく、と無断でG-セルフで出撃。上面にシラノ-5のリング、眼下に月表面、そしてその間に遠くに浮かぶ地球、というエキセントリックな景観(結構この構図好きです)がよりベルリの心を不安定にさせるのか。G-セルフの来襲に、トワサンガのガヴァン・マグダラ率いるMSザックスの防衛部隊が襲い掛かる。アイーダやケルベスたちベルリを連れ戻そうとMSの発進準備をしますが、そのどさくさに乗じてか捕虜のリンゴがラライアを抱きしめたり(地球に降りたい人たちが一杯いて地球に降りられたラライヤは憎まれるから守ってやらなくちゃいけない、とかいったわけのわからん理由で)、それを見てケルベスさんが憤ったり、と意外なカップリングが?そのカップリングはないと思うが・・・
「あの姿、大昔、ガ、ガンダムとか言う・・・帰投するぞ」ニュータイプに続いてガンダムというワードまでセリフに盛り込んできましたか(笑)ザックス隊は電磁ネットでG-セルフをがんじがらめにしますが、イライラが最高潮のベルリとG-セルフのポテンシャルの前には敵ではありません。頭部のバルカンで撃つ、ライフルで撃つ、そしてビームサーベルでネットを破断して反撃。今回は「お前達は地上を知らないで」や「あんなものを生まれ故郷にしろっていうのか」といったような、トワサンガ出身だという事が実はまだ受け入れられずにいるようなセリフをベルリが口にしていて、ベルリが意外とショックを受けていたことが描かれているのが良かったな。
「アイーダさんが姉さんだなんて言われたら、いい加減おかしくなるだろ。・・・何がレイハントンだ!」結局ガランデンはアパッチ軍港に入港してクンパ大佐はトワサンガ側の高官と面会を果たす。「仕掛け人登場という奴かもしれないなぁ」とおどけるクリム大尉ですが、おどけているようでクリム大尉、結構状況を掴んでいそう。やっぱりクンパ大佐って怪しいよな。一方メガファウナに戻ったベルリ。メガファウナにやってきたフラミニアたちトワサンガの(ドレッド家と反目する)人達にも八つ当たり。パイロットスーツを着直し、修理中のG-セルフのもとに足を向けるベルリ。大丈夫だろうか、なんか無茶なことをしでかしそうな雰囲気で次回に続くか・・・少しづつトワサンガの様子も明らかにされて今回も結構たのしめました。
次回「アイーダの決断」やっぱり自分の好きな人が姉さんだったという事でアイーダよりもベルリのほうがショックが大きかったんですね。次回はアイーダさんが何かするのか?
- 話、分かりたければ見るしかないでしょ -
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» ガンダム Gのレコンギスタ 第16話 「ベルリの戦争」 感想 [ひえんきゃく]
各勢力の思惑が入り混じった複雑な状況になっていますね。
ベルリのイライラの原因は初恋の相手のアイーダが
姉だったということに行きつくわけですが、誰かケアしてあげて!
ラライヤの故郷で出生の秘密を知ったベルリは、マスクの
スペース・ガランデンが現れたと聞き、G-セルフで勝手に
出撃してしまう。
そのG-セルフにトワサンガ守備隊のガヴァン率いる
モビルスーツ部隊が襲いかかってく...... [続きを読む]
» ガンダム Gのレコンギスタ 第16話「ベルリの戦争」 [MAGI☆の日記]
ガンダム Gのレコンギスタの第16話を見ました。
第16話 ベルリの戦争
ベルリとアイーダはラライヤの故郷でドレット軍の地球帰還作戦に反対するレジスタンスのメンバー・フラミニアと会い、レイハントン家の皇女と皇子だという出生の秘密を知る。
「G-セルフを操れたおかげで私は恋人を殺され、ベルリは…弟は人殺しの汚名を被ることになったのです…!あなた方に使命というもの、理想とす...... [続きを読む]
» 明かされるベルリの過去 ガンダム-Gのレコンギスタ- 第16話「ベルリの戦争」 感想 [こう観やがってます]
姫さまは、元々姫さまでしたね。
ベルリはめずらしく感情的に。
ダークサイドフラグの可能性も、ある?
以下ネタバレあり。
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» ガンダムGのレコンギスタ_第16話「ベルリの戦争」感想 [アニメ色の株主優待]
つきの裏側にあるトワサンガへと到達したベルリたちはラライヤの故郷「モライ」でレジスタンスをするフラミアと出会う。
フラミア達につれられ『ロルッカ・ビスケス』と『ミラジ・バルバロス』の待つ屋敷へと案内されたベルリ達は、そこでベルリとアイーダの二人がトワサンガで生まれたレイハントン家の姉弟であるという衝撃の事実を告げる。
二人は突然の事に戸惑いながらも、屋敷で過ごした...... [続きを読む]
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姫様!王子!!ベルリ&アイーダ「!?」ベルリ達を出迎えたトワサンガのレジスタンス。彼らによって早々にベルリとアイーダがレイハントン家の遺児姉弟であることが明らかになりました。軍司令官の娘で姫扱いしてたらマジで姫だった。つっても名家の出というだけでホントの王様じゃないんですがね。 ここで二人は大いなる使命感に目覚めたりしません。私は恋人を殺され、弟(ベルリ)は人殺しに。自分たちの人生を引っ掻き回してくれた、とレジスタンス(多分元家臣)をなじるアイーダ。 カーヒルって恋人だったの。片思... [続きを読む]
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第16話 ベルリの戦争 公式サイトからラライヤの故郷で出生の秘密を知ったベルリは、マスクのスペース・ガランデンが現れたと聞き、G-セルフで勝手に出撃してしまう。そのG-セルフにトワサンガ守備隊のガヴァン率いるモビルスーツ部隊が 襲いかかってくる。 クリムたちはドレッド軍に捕まったらしい。ベルリたちはラライヤの隣人、フラミーの案内で レジスタンスの拠点に向かう。ドレッド軍が実行を考えているレコンギスタを中止させたい。 ベルリとアイーダはレイハントン家の姫と王子。生まれ故郷にお連れしたい。部屋で両親の写... [続きを読む]
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ロルッカ「そうなさいませ。姫様、皇子」 いよいよ明らかになる出生の秘密? ベルリとアイーダはともにトワサンガ生まれだった。 そしてレイハントン家の皇子と姫だともいう。 つまり二人は姉弟だった―!? HG 1/144 マックナイフ (マスク専用機) (ガンダム Gのレコンギスタ)... [続きを読む]
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ガンダム Gのレコンギスタ 第16話『ベルリの戦争』 感想(画像付)
ベルリとアイーダは姉弟でした!
恋愛フラグも消滅した、ベルリの戦争する理由っていったい?(^^;
各勢力の思惑が絡み、戦争を楽しむ者たちの宴が始まる予感ですね。
話 分かりたければ見るしかないでしょ!?
見ても、分からないんですよ、監督!!(笑)
ラライヤの故郷で出生の秘密を知ったベルリは、...... [続きを読む]
» ガンダム Gのレコンギスタ 第16話 [刹那的虹色世界]
ガンダム Gのレコンギスタ 第16話
『ベルリの戦争』
≪あらすじ≫
ラライヤの故郷で出生の秘密を知ったベルリは、マスクのスペース・ガランデンが現れたと聞き、G-セルフで勝手に出撃してしまう。そのG-セルフにトワサンガ守備隊のガヴァン率いるモビルスーツ部隊が襲いかかってくる。
(公式HP World Storyより抜粋)
≪感想≫
まさか本当にベルリとアイーダが姉弟だ...... [続きを読む]
» ガンダム Gのレコンギスタ 第16話 ベルリの戦争 感想 [n-zenの葉酸ってなに]
ガンダム Gのレコンギスタ
私だ
TBS16話です
HG 宇宙用ジャハナム(クリム・ニック専用機)の説明書に、
機体とシラノ-5の解説がありましたな
クリム機はモンテーロの戦闘データが受け継がれてるので、
一般機より強いようです
因みにモンテーロはワンオフ機なので整備性...... [続きを読む]
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