アニメ ガンダム Gのレコンギスタ 第13話「月から来た者」感想
「だから確かめ行くんでしょ!」敵の敵は味方?昨日の敵は今日の友?月からの艦隊に対して共同戦線をはるマスクとクリム、でも実は狐と狸の化かし合い?混迷極まる状況下にアイーダさんのこのセリフがスカッとした回でした。
「本物の軍人を育てるにはあと100年かかるか」ザンスカール帝国ですか!月からの艦隊のMSがザンスカール帝国のものに見えるよ。。月側も脅しのはずの砲撃でアメリア艦艇の撃沈までは考えていなかったみたいですが練度が低くアメリアの補給艦の撃沈してしまい、攻撃を受けたアメリア軍も引くには引けない状況に。強大な力をもつおもちゃを与えられた者達の戦争ごっこ。月艦隊の将軍のお言葉がしみじみと感じられました。まだまだ皆本物の軍人ではない。本物の軍人じゃないから本当の戦争というものを知らない。知らないから皆こんなに自由奔放にMS戦とかできるんでしょうが、でもこれがどんどん本当の戦争になっていくんでしょうね。実際戦争ってもっと凄惨なもののはずですし。
「月からの艦隊は絶対にここを爆撃はいたしません」グシオン総監は、ウィルミット達にアメリア艦艇への避難を促しますが、クンパ大佐は慌てないどころか余裕すら感じられます。相変わらずの怪しい目配せやら、月からの部隊の到着に舌打ちしたりとか、何かを隠しているような気配がぷんぷんしますね。「青少年に期待するか」とつぶやくクンパ大佐、彼の真意がいかなるものか、興味をそそります。ガランデンからの申し出で共同作戦をすることになり、ベルリたち、G-セルフ、G-アルケイン、レックスノー、グリモアの4機がガランデンに向かいます。ラライヤは相変わらずですが「ドレッド・・・ブレッド・・・」と意味ありげな言葉を繰り返したりして、やきもきされます。彼女が正気に戻って色々説明してくれれば助かるのに。
「トワサンガの艦隊をなめるな。敵を敵にぶつけられるチャンスだ。運試しはやるべきときにやるのだ」ベルリたちのMSもガランデンで整備してくれるみたいで、グリモアに乗るルアンさんは信用しきっています。でもマスク大尉の真意はあくまでもアメリア軍を利用することにあるようで、後方部隊になるように言われて憤るバララに、その胸のうちを伝えます。それを聞いて「タフになりましたね」とマスクを見直した模様。どっちにしろこの二人はいちゃいちゃしてます。ノレド(とラライヤは例によってG-セルフに相乗りでガランデンに)はデッキクルーとして働いているマニィと再会。ルインを追ってきたというマニィに見つかったのとノレドは聞きますが、マスクがノインだと思うといった事は言わずにとぼけてましたね・・・遠くから見つめるだけでしかもマスクはバララといつも一緒だし、マニィって、可哀相すぎるなぁ。
「さすがは大統領のバカ息子か」ベルリたちメガファウナ隊、マスク部隊はサラマンドラからのクリム隊と合流。マスクとクリムのやり取りが、狐と狸の化かし合いって感じでおもしろい。月からの艦隊からは交渉団が出てきているのに、それを無視して敵の艦隊旗艦と思われるものを叩く、というクリムに、いいアイデアじゃないか、と大げさに同意するマスク。しかも白旗を立てて軍使のフリをして艦隊に近づくという、そんな事して良いのか、といった無茶苦茶な作戦。「なるほどー、降参すると見せかけて近づいて艦隊の親玉を叩きますか、さすが天才!」と手を叩きながら言うマスクが明らかにワザとらしくて笑える。バララなんかMSで手を叩いてるし。で敵側では「前もって知らせのない使者などはバカだ。追い払え」「非公式の動きを見せるものは撃墜しておけ」って感じで全然白旗役に立ってないじゃん!一応使者のフリをしているわけなのでミノフスキー粒子を散布していなかったため、ホーミングミサイルで狙い撃ちされます。天才クリムの作戦はあっけなく終わってしまったよ。G-セルフはまた盾から謎の光の帯を出してホーミングミサイルから味方部隊を守ってましたけどね。
そうこうしているうちにも月からの交渉団はザンクトボルトへ到着。あっけなく見破られてしまったクリムたちも大聖堂に向かいますが、エレベーターのなかで、クリムとニック、マスクとバララ、そしてベルリたちが鉢合わせてすし詰め状態。前回まで敵対していた面々が仲良く?エレベーターに乗りあって自己紹介してるのも面白いかも。エレベーターから降りて大聖堂に向かう途中にラライアが具合を悪くして、ラライヤとノレドは大聖堂に行かずに近所の病院に向かいます。せっかく月からの使者が来ているのだから、この人たちにラライアが面会することで彼女の秘密が少しでも判明することも期待したのですが。ラライヤの秘密はまだまだお預けかぁ。
「今しがたも地球人は宇宙世紀の時代の科学技術をおもちゃのように使ったではないか!タブーがあったからこそ地球がここまで復活したという事が何故分からないのです」
「そういうそちらは地球を侵略する為の艦隊の建造を進めていました」
「地球人はこの十年大陸間戦争まで行うようになった。となれば武力は必要になるとノウトゥ・ドレッド将軍は考えたのです」ノウトゥ・ドレッド将軍たちはザンクトボルトの大聖堂で教皇との面会。ドレッド将軍は頭の禿げ上がったご年配な方ですが、貫禄があってカッコいいよ。軍服も貴族っぽくてカッコよいぞ。男性と女性の二人の副官と、護衛に金髪のMSパイロットも控えてます。教皇に対して「スコード」と挨拶していて、スコード教は月でも信仰されているんですかね。さっそくお互いが軍事力を持っている事を非難しだしましたよ。そちらが軍事力を持つからこっちも持つんだ、と定番の不毛な言い争いですね。
「わかってしまったなぁ。貴官たちはアメリアが敵対しているゴンドアンにそそのかされて地球に攻め込むのだ。そして地球に移民するレコンギスタを実行する、それが本心だよなぁ」遅れてやってきたクリムの芝居がかった発言。相変わらず派手なお人だ。そうでした、本作のタイトルはGのレコンギスタ。クリム大尉、絡めて来ましたね。月の艦隊の真意はやっぱり地球の大地?だんだんターンAガンダムよりのお話になってきたね。この発言に護衛についていた月側のパイロットと喧嘩になってベルリが間に割ってはいる一幕も。いろいろキーワードになる言葉も出てきましたよ。トワサンガからの協力者、とかレイハントン家の生き残り、とか。ここまでアメリアやゴンドアンが軍拡できたのも月からの密航者が多くいたからだとかで月側はそういった情報の開示を求めているようであります。レイハントン家か。以前もレイハントンコードといった単語も出てきましたし。面白くなってきました。
「あの人たちだけの話で何が分かります?トワサンガって所にいってみるしかないじゃありませんか」大聖堂からでたベルリたち。アイーダはメガファウナでトワサンガに行く事を決意。メガファウナってアイーダさんの一存で動かせるのか!?それはともかく、アイーダさんのこの言や良し!月陣営もやってきて三すくみ四すくみになってる状態で物語はやっぱり主人公たちに切り開いてもらいたい!ベルリは驚いてましたが「だから確かめに行くんでしょ!」といい切るアイーダさん、なんか久しぶりにカッコいいよ。ベルリはなんだかんだ言って巻き込まれ型の主人公だから、物語を進めていくのは彼女みたいな突貫娘が必要ですね。MSの操縦についてはポンコツという属性も素敵だしね。というわけでトワサンガに何があるのか、面白くなってきました。
次回「宇宙モビルスーツ戦」 -現実を直視しなさいよ-
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いよいよお目見えした“月から来た者”!
サブタイトル通り、今回は彼ら中心に物語が進んだ印象です。
かなり常識人だった彼らに対し、
地球人のクリムやマスクの突き抜けた感が際立っていて失笑…(苦笑)
まぁ、そんな彼らだからこそ、愛おしさを感じず...... [続きを読む]
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ガンダム Gのレコンギスタ 第13話『月から来た者」』 感想(画像付)
月からの相手に共同戦線をする天才とマスクさん。
でも騙し打ちは見破ら戦闘は発生せず(^^;
アイーダさんの思いつきが、月までトワサンガを見に行くことになりそう。
強引だけど破天荒な展開で面白いかな?
月から来た謎の艦隊によって、アメリアの補給艦が撃沈された。
地球人同士とい...... [続きを読む]
» ガンダムGのレコンギスタ TBS(12/19)#13 [ぬる~くまったりと]
第13話 月から来た者 公式サイトから月から来た謎の艦隊によって、アメリアの補給艦が撃沈された。地球人同士という意識で連携したクリムとマスクは、投降に見せかけて敵旗艦の強襲作戦を実行。G-セルフのベルリもその作戦に協力することになる。 アメリアの補給艦が月からの艦隊に攻撃される。ザンクトポルト付近で攻撃するとは何事だ。月の艦隊から交渉団がザンクトポルトに向かう。 グシオンは自国の船が攻撃されたと出撃の準備。ガランデンが出撃、ナットで準備していたらしい。サラマンドラのクリムからマスクとメガファウナと合... [続きを読む]
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共同戦線。月の勢力に対し手を組むベルリとマスク。昨日の敵は今日の友。と言うか嘗ての友が敵だった訳ですが、また味方になりました。歩調を合わせるということで顔も合わせるのですがマスクの正体に気づかないベルリ。ルインは見つからないって目の前に居るよ!!もしかして気づかぬフリをしているんだろうか。マスクの正体について、突っ込んではいけない空気があるのかもしれない。 クリムが提案した白旗作戦に賛辞を惜しまないマスクですが、内心バカにしてますね。交渉の使者は無視&降... [続きを読む]
» ガンダム Gのレコンギスタ 第13話 月から来た者 感想 [n-zenの葉酸ってなに]
ガンダム Gのレコンギスタ
私だ
TBS13話です
トワサンガの戦艦・ギニアビザウの艦長が、
「ザンクト・ポルトの目の前で爆発させるとは何事か」
と怒鳴ってましたね
ザンクト・ポルトがトワサンガにとっても大事な物であるのと、
軍が戦い慣れていないことが判ります
ラ...... [続きを読む]
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ノウトゥ「カシーバ・ミコシを近々 ここに来させようという時に、これかい。 本物の軍人を育てるのには あと100年かかるか」 誰がどの所属なのかよく分からん。 ギニアビザウという艦はトワサンガなのか。 月から来た者がトワサンガということでいいわけ? 地球のイザコザ…... [続きを読む]
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