アニメ ソードアート・オンラインII 第6話「曠野の決闘」感想
「ならいい。でも、名前を騙った偽者か、もしくは本物なら、いつか、コロス」マスクの口元からプシューと息を吐き出すデス・ガンさん。そのいでたちはもうダースベーダーそのものですよね。OPでキリトと戦ってるシーンなんかまるでスターウォーズだし。しかし、この邂逅がキリトが忘れようとしたSAO時代の記憶をふるい起こします。
アインクラッドに存在した殺人ギルド、ラフィン・コフィン。そのアジトを一網打尽にしようとする攻略組の連合軍。アスナを含めた血盟騎士団や聖竜連合、クラインの風林火山も参加してます。エギルさんはいないか?そして黒の剣士キリトも参加。指揮を執っているのは聖竜のシュミットさんか?しかしその作戦はラフコフに漏れていて血みどろの乱戦に。なにせラフコフはプレイヤーキルを厭わない狂気の集団。しかもSAOは当時ゲームでの死が実際の肉体の死に繋がるという異常状態。連合軍が10人以上、ラフコフは20人以上消滅したほどの殺戮状態。キリトも名前もしらないラフコフのプレイヤーを二人消滅させたということで、今までそのトラウマで思い出さないようにしてたんですね・・・でもアインクラッド編時代のシーンが見れて懐かしいような嬉しさを感じてしまったりして。やっぱるSAOの原点だし、アインクラッド編面白かったし。マント男は直接デス・ガンとは名乗りませんでしたがキリトはあらかじめ聞いていたデス・ガンの音声データーを思い出します。
後から試合が終わって戻ってきたシノンの手を思わずつかむキリト!そのおびえ方に不審を抱くシノンちゃんですが・・・こうやって知らず知らずのうちに女の子の気持ちを捉えていくキリト様には痺れますなぁ、憧れますなぁ。アスナさん、この人から目を離しちゃだめですよー。続く2回戦、3回戦とキリトは敵の銃弾に向かって光剣で弾を払いながら闇雲に突っ込むという、ギャラリーからも「乱暴な戦い方するなぁ」と評されるスタイルで予選を突破してきます。シノンちゃんの予選準決勝はの対戦相手はスティンガー、得物はFN SCARカービンライフル。接近戦に持ち込まれたらスナイパータイプのシノンに勝ち目はない。マップの特性を知り尽くしているシノンは遠距離から狙撃を敢行。1射目は外れますが、2射目で確実にしとめます。ハンヴィに乗って近づいてきたのが逆に運の尽き?結局車に乗ったままで姿も現さずに殺されちゃうという・・・名前だけの適当なキャラでした。
「何で私は、こんなにあいつに勝ちたいと思うんだ・・・あいつが私に似てるから?」そしてBoB予選決勝フィールド、大陸間高速道に転送されるシノン。もちろん決勝の相手はキリト様。スナイパータイプのシノンは路上に放置された観光バスに狙撃銃を設置します。スコープを除くとキリトは姿を隠すこともなく見晴らしのいい高速道路を歩いて近づいてくる!引金をひくシノン、しかし弾はまったくあらぬ方向へ「かわす気がない?・・・ふざけないでよー!!」シノンちゃんハート弱すぎね?まぁ自分の現実世界でのトラウマを克服する為に、ゲームの世界で強敵を倒し続けるという道を選んだシノンにとって、その行為自体をバカにされた、と思って動揺するのは判るけど・・・
「たかがバーチャルゲームのたかがワンマッチ、あんたがそう思うのは勝手よ!でも、その価値観に私まで巻き込まないでよ」この大会にすべてをかけていたシノンにとっては悔しかったのでしょう。でも気をつけてください、これがキリトの手なんです。すでにキリトのシノン攻略は始まっているのです・・・「すまない。俺が間違っていた。たかがゲーム、たかが一勝負、でもだからこそ全力を尽くさなきゃならない。そうでなければこの世界で生きる意味も資格もない。俺はそれを知っていたはずなのにな・・・」とシノンを怒らせた直後に即座にフォロー。これでシノンのハートは鷲掴み!・・・なんていっちゃだめですよね。ましてやオンラインゲームになにこの世界に生きる意味も資格もないだよ、バカじゃね?とか言っちゃだめですよね。オンラインだろうが、リアルだろうが、この全力で立ち向かう姿勢って大事ですよね、憧れます。
「こんなのは強さじゃない、ただの技術だ」自分の至らないところに謝るキリトはシノンに決闘スタイルの勝負を申し込みます。10mの距離に離れて、宙に投げた弾薬が地面に落ちた瞬間に攻撃しあうという決闘。ヘカートだと必ず当たる距離との事。しかし、10mの距離ってどうなんだろ。意外と引金を引く間にかなり近づける距離なのではないでしょうか。最悪剣を投げればいいんだよ。とか素人考えを抱いてしまいますが。キリトはシノンの放ったヘカートの弾丸を真っ二つに切り裂きます。シノンはキリトの足を狙った、それすらも予測するのか?キリト様はなんとスコープから除くシノンの視線を追ったのだといいます。その強さに驚くシノンですが、こんなの強さじゃないと否定するキリト様。
「もし、もしその銃の弾が現実世界のプレイヤーをも本当に殺すとしたら、そして殺さなければ自分が、あるいは誰か大切な人が殺されるとしたら、その状況でも君は引金を弾けるか?」キリトはSAO時代のことを思い出して言ってるんですけど、これがシノンの過去に遭遇した事件の状況と一致するのが面白いですね。思わずシノンも自分のことを知っているのかと思ってしまうほど。キリトはシノンの傍まで近寄りのけぞって後ろに倒れそうなシノンの腰を片手で支えてるんですよね。さりげなくどこ触ってんだよキリト。しかもシノンの過去にシンクロするようなことを言ってもう完全にシノンのハートを打ち抜いたよ。「俺にはもうできない、だから俺は強くなんかない。俺はあの時切った二人、いや三人の本当の名前を知らない。ただ目をつぶり、耳をふさいで、何もかも忘れようとしてきたんだ」あれ、一人増えてる?クラディールもいれて三人ということか?GGO編がアニメ化されることが判っていたらこのエピソード第1期に入れちゃっても良かったかもねぇ。とにかくGGO編の根の部分がSAO編のときに既に萌芽していたというのが面白かったです。
決闘は俺の勝ちって事で、おんなの子をきるのは好きじゃない、と気障なセリフでシノンの降参を促すキリト。このとき初めて自分の体がキリトの体に超密着しているのに気づいて赤くなるシノンちゃん。このときのシノンちゃんの表情が可愛過ぎる!ということでスローテンポながらじっくりとエピソードを描いてくるGGO編もいい感じに盛り上がってきました。それにしても今回の予選決勝の映像って控えの間で流されてますよね。このやり取りを見たプレイヤーも大勢いたはず。しかもシノンちゃんに恋焦がれているシュピーゲル氏も見ていたわけで・・・男の嫉妬は怖いよ。そしてダースベーダー、もとい、デス・ガン氏も不気味にこの決勝を見ていました。いやまて、デス・ガンって予選に出場していたのか?あの格好で出てたらばればれだよねぇ。まさかデス・ガンは決勝には出ません、なんてことはないですよね!?正体を隠して出場していたんだとすると・・・もとラフィン・コフィンのメンバーが多数ログインしていて、複数の人物がデス・ガンを演じてるってのはどう?あのマスクの裏側は誰も知らないわけだし。面白いですねぇ、GGO編も。デス・ガンが正体を想像しつつ次回も期待!
次回「紅の記憶」
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