アニメ 中二病でも恋がしたい！戀 第10話「真夏の夜の…雨と鞭（Gauntlet of rain）」

「ずるいよ・・・その不意打ちは卑怯だよ・・・こんなの駄目だよ。ダメだよぉ」この不意打ちにはグッと来たなぁ！自分の本当に気持ちに気付いて揺れ動く七宮が可愛い回でした！

「この精神の乱れ、きっと近くに天使がいるんだね。うっ、大丈夫、まだ力はある。消えてない。消える前に何とかしなきゃ」富樫勇太との過去の思い出がとめどなくあふれ出し懊悩する七宮智音が可愛い！中学のときの片方だけ髪くくって下ろしている髪型も好きです。勇太を思い出してはベットの上でぬいぐるみを抱きしめてじたばたする七宮がいとおしすぎる。「ふ、ふふ、ふははははは！雨ごときで足止めを食らう俺ではない。いくぞ、ソフィアリング。我が闇結界はすべての攻撃を無効化する！」冒頭、中学時代の雨の日に勇太と雨宿りしたシーン。ルルーシュ化した勇太が上着を脱ぎ頭上に翻すのと同じシチュエーションがラストで起こりますが、これにはグっときました。七宮の心の動きと呼応して魔法魔王少女の証のほっぺのハートマークのシールが剥がれかけたりして最後には・・・切なくて、七宮の魅力が溢れ出た回でした。

「忘れろ、忘れろ、すべて消え去れ。魔王の名において、天使ルキフェルの御名において、我が記憶を！きゃはー、まだだめ、声が聞こえる、もう一度」前回の海回に続いて今回はプール回。水着回が続きますなぁ。小鳥遊六花は勇太とプールでデートですか！もうこのバカップルはある意味完成されているので生暖かい目で見守るだけですが、そのプールに七宮も来ていてプールの滝に打たれて勇太の事を忘れようと修行（？）中。七宮のポロリシーン（もちろん最後までポロリにはなりませんでしたが）もあって、七宮も意外と巨乳さんなんですねぇ。七宮が慌てて勇太の前から去ったあとの「わからない、何故かモーレツに怒りが酒池肉林」と勇太に水をぶっ掛ける六花ちゃんが笑えました。六花ちゃんの嫉妬はなぜかいつ見ても面白いんですよね。ちなみにこのプールでは小鳥遊十花さんが焼きそばやきの仕事をしていてチェントちゃんも来ていました。十花さん、このトライアングラー達のことを実は気付いてたんですね。

「次のものを想像して。富樫くんと二人きり教室、富樫くんと二人きり映画、富樫くんと二人きり無人島」二人きり無人島・・ってｗ。イタリアに戻らないといけない十花は気になった七宮のことを丹生谷森夏たちに託しますが。もちろん凸守早苗と五月七日くみん先輩もいます。結局公園に七宮を呼び出し、勇太のことが好きではないか、との直接尋問開始。あたふたする七宮が可愛すぎる！「魔王結界発動！これでいかなる精神攻撃も無効ダヨ」って自らのマフラーでぐるぐる巻きにして顔を隠すのもポイント高し！まぁ凸ちゃんとくみんはともかくとして丹生谷は本気で七宮の恋心を心配しているようです。なんだかんだ言って勇太と六花の恋愛を後押していた彼女ですが、七宮とも前の学校での中二病仲間（？）だったわけですし。これは下手すれば泥沼、心配するわな。「大丈夫。むかし一度倒した自分の中の敵。今度こそ完璧に倒して・・・」勇太への恋心を倒さないといけない「敵」としなければならないのが悲しいです。そこにラブラブの六花と勇太が現れ思わず身を隠す4人。遠くから勇太たちを見る寂しそうな七宮の目がまた切ないです。「そんな、そんな簡単じゃないわよ、きっと」という丹生谷の言葉もまた重たいですね。・・・それにしても凸ちゃんとくみん先輩は・・・このままがいいか。

「何で隠れてるんだろ、だめだよ、戦えソフィア。私は魔法魔王少女」黄昏時、団地のベランダで思いつめる七宮。その頬のハートマークが取れてベランダに落ちてます。それに気付いて頬に貼りなおそうとするけどなかなかくっつかないで落ちるところなんかいい演出だと思います。過去のハナポチのシーンを思い出したり、盆踊りに行こうとする勇太、六花、樟葉が前の道を通ろうとすると思わず身を隠したり、と七宮の気持ちが丁寧に描かれています。こりゃ七宮を応援したくなるなぁ、困ったもんです。

「戦争しに来た。私の中の敵と。うん、自分の中の敵だからね。逃げようがないもの。だから戦うことにした。」六花の誘いをいったんは断っていた七宮は意を決したのか勇太たちの前に姿をあらわす。例によって六花ちゃんは闇の気配を察知してどっかに行っちゃって、それを探しにいく勇太。そして自らの気持ちに終止符を打つために勇太を追う七宮。そして雨が降り始め・・・勇太に追いついた七宮は二人で祠で雨宿り。このシチュエーション、冒頭の雨宿りシーンとシンクロしました。

「今のはすごかったよ、さすが強力だよ、クリティカル出たよ。・・・気にしないでよ、今良い感じに戦えているから。・・・しかたないよ、戦争だから。生きるか死ぬかなんだよ。続けて」七宮が選んだ戦闘方法は勇太と六花の恋バナを聞きまくること。六花のことを好きかときかれてテレながらも「好きだ」と答える六花に一途な勇太もかっこいいんですけど・・・ある意味拷問だなぁ。勇太の六花への想いを聞くたびにダメージを受ける七宮。なにこのマゾプレイ？！自らの気持ちに区切りをつける為とはいえ・・・むしろそんな話を聞けば聞くほど想いは募るのではないかという気もしますが。勇太の顔を見ずに恋バナを聞き続ける七宮、今回は七宮の横顔シーンが結構多くて印象的です。またその切なげな横顔がいいんデスよ。

「にーはっはっはっは。涙せき止め成功。勝利だよ。かなりの強敵だったけど、これでもう魔法魔王少女としてソフィアは揺ぎ無く・・・」六花からメールが入った勇太は六花のもとへ。上着をぬぐと頭上に翻し・・・過去のシーンでは描かれてませんでしたがきっと勇太とは自分と七宮一緒に上着をかぶって雨の中歩いて帰ったのでしょう。しかし現在は・・・勇太は一人上着をかぶって六花のもとへ。現在は勇太には六花がいる・・・残される七宮。思わず泣き出しそうになる七宮は涙をこらえて勝利宣言。これはこれで悲しいのですが勇太はなまじの強敵ではありませんでした！

「ずるいよ・・・その不意打ちは卑怯だよ・・・こんなの駄目だよ。ダメだよぉ」まさに不意打ち。悲しき勝利宣言をする七宮の背後に、落ちてた傘をゲットして七宮のもとに戻ってきた勇太が。六花のもとにいったと思ってあきらめようとしたのに、また戻ってくるなんて、これでは七宮も自分の気持ちを抑えられないでしょ！このときの涙を流す七宮の横顔がまた綺麗なんです。そして次々と涙があふれだし、ほっぺのハートのシールも涙で流れてしまいます。頬のハートのシールも今回効果的に使われましたね。とにかく七宮が可愛くて可愛くてどうしようもない回でした。そして七宮の片思いの切なさに胸がしめつけられる回でした。雨の中、かさも受け取らずに駆け出していく七宮・・・まさか勇太と七宮がくっつくということはないとは思いますが、七宮の想いがよい方向に昇華されることを期待しています。失恋したけど恋は素敵だな、とか思わせてくれるような・・・

そういえばプールシーンで一色久しぶりにでてきたな・・・どうでもいいけど。

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