アニメ 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 第3話 「要塞港、横須賀」
「この私を・・・思いどおりに!」タカオさんこんなところで何してるんですか?でも彼女が今のところ見ていて一番楽しいのですよ。ちょろくてもいいじゃないですか。自分の想いをはっきりと表に出すって大切ですね。
北海道 函館新市街。とある本屋で「船と艦長」なる子供向け本を買い求め、読みながら海辺の夜道を歩く青髪の少女。タカオさんです。口元に黒子あったんですね。それもまた魅力的です。艦長が船のすべてを思いどおりに動かすため・・・という本の一節を読んだところで「思いどおりに・・・動かすため」、と頬を赤らめうっとり!しかも脳内にはイ401の艦橋に立ち「おいで、タカオ」とバラを背景にキラキラ輝きながら手を差し伸べる千早群像のイメージが!「この私を・・・思いどおりに!」なに妄想してるんですか!タカオさん面白すぎです。
その恥ずかしい妄想中にタカオの前にあらわれたのがイオナと瓜二つのメンタルモデルが二人。イ400とイ402です。概念伝達のリンクを絶って艦隊から離脱したタカオの真意を探りに来た模様。「私は欲しいの。艦長が。・・・彼ならば私を私以上に使いこなしてくれる。私は強くなりたいの。兵器なら当然のことでしょ」人間の恋愛とはまた違うのかもしれませんが、はたから見ている限りデレたということでいいでしょう。この分かりやすさがタカオさんの魅力ですかね。デザインも可愛いし。それは何か策があってこと?とイ400型姉妹に訊ねられると、「これから考える」と思い立ったら深く考えないで行動してしまう性格も彼女ならプラスに働きますね。しかし彼女は千早の現在いる横須賀には向かわず、401接触した時にチラッとだけ見えた面白いところに向かう、と重巡洋艦タカオを召還し去っていきます。タカオさんがが次に向かう面白いところとは?次回を楽しみにしておきましょう。
千早群像とイ401は高い防護壁で要塞化された横須賀に入港。中は巨大な地下ドックになってました。秘密基地っぽくていいですね。要塞内にはいるとイ401は艦艇部をロックされ、ブロックの海水が排水されると内陸側の隔壁が開き、床がそのまま巨大エレベーターになっていて、広大な地下ドックに下りていく。中には他にもイージス艦らしきものが多数格納されていて結構カッコいいシーンでした。一応得体の知れない霧の船ということで海軍の物々しい警備の中補給を受けるイ401。入港した時に船体をスキャンされるとメンタルモデルのイオナちゃんも感じちゃうんですね!「平気、ちょっとくすぐったいだけ」ってカワイイ!あと整備の時に超重力砲のハッチを開ける時にイオナちゃんシャツをめくって自分のおなかを見せる仕草をしたり。メンタルモデルが可愛い女の子でよかったね。むくつけきおっさんとかじゃなくて・・・
上陰次官補に会いにイオナをつれて出かける千早。人間が非論理的だというイオナに、墓参りという人間が行う非論理的な行為のひとつに寄り道をさせます。霧との戦闘で亡くなった戦没者慰霊碑を参ります。途中マキエ(?刑部蒔絵)というお屋敷から抜けだした少女に遭遇。メイドに連れられていっちゃいましたが、もしかして重要人物?登場の仕方がわざとらしすぎる。クマのぬいぐるみを抱えたツインテールの女の子。ロリ要素の追加支援でしょうか・・・
補給にいそしむイ401クルーたちは突如陸軍の特殊部隊に拘束、同じく墓参りに来ていた千早たちも特殊部隊に囲まれます。どうやら陸上には陸上の組織の思惑があるようで、北良寛なる政界の実力者からの強制お食事会への招待でした。銃を構えたコマンドに囲まれたお食事会。北良寛の真意はなにか・・・と言うことよりもイ401クルーのいつもマスクをつけているソウ(織部僧)がどうやってご飯を食べるのか、3話目にしてもう素顔を見せてくれるのか、とそっちで気を取られてしまいます。ちなみに北良寛の目的は武力でイ401を政府への返還を迫る、まぁありきたりの目的でした。
今週の概念伝達ルーム。今回の出演者は少女趣味のマヤちゃんと、相変わらず近寄り難いコンゴウお姉さまです。マヤちゃんはロシアでは紅茶にジャムをを入れる、とか人間の習慣とか文化に興味津々の模様。初登場ではピアノで遊んでましたしね。一方コンゴウお姉さまは「お前が何を言っているのか分からない」とすげなく答えてお茶をすすります。メンタルモデルが形成されるに至った理由、それは「戦術」を持つため。人間という肉体がもたらす限界が思考を生み自我を獲得、同時に時の概念を得て未来を予測することを知った、「戦術の誕生だ」とコンゴウはいいます。そしてこれ以上学ぶことはない、イ401の観察は不要、むしろ有害といってもいいと結論を出します。「タカオみたいになっちゃったら困るもんねぇ」と返すマヤちゃんですが、コンゴウお姉さま、むしろマヤちゃん、あんたみたいのも増えたら困ると思っているんじゃないですか。
「あれは私たちが知っていたタカオではない」「ええ、霧が変わろうとしている」「引き続き監視が必要ね」「そうね。あの子を使って」イ401を特異点として霧の内部でも化学変化が起こっているようです。タカオが去った後のイ400とイ402のつぶやき。メンタルモデルを持ったことで霧という集団自体が変わろうとしているのか、そこに注目していくとこの物語面白くなりそうです。むしろイ400や402のような感情の抑揚のない喋り方が本来の霧の本質を現わしているのかも。
キリシマとハルナの横須賀港砲撃に、イオナは横須賀要塞のコントロールを奪いイ401を出航させ、晩餐会会場そばの海岸まで呼び寄せ、陸軍の部隊もメンタルモデルの特殊能力で牽制し難なくこの場を立ち去って霧の艦隊に立ち向かおうとします。・・・晩餐会の会場をもっと内陸の海から遠く離れたところにしておけばよかったのでは・・・思うのですが。
「千早群像、君は一体何をするつもりだ?401の、いや、霧の力は事と次第によっては世界の未来を左右する。それを君は認識しているのか」千早たちが立ち去ろうとしたとき、北良寛は千早に問います。そうなんですよね。この物語、今ひとつ千早の意図が見えてこないというか、ただ閉塞した現状に満足できずにたまたま得た霧の力で海に出ただけっていう感じしかしないんですよね。方向性が見えないというか。そこがこの物語の今ひとつ物足りないところ。今のところ艦船ブームに乗っかって軍艦同士がドンパチするだけのアニメの域を出ていない気がする。千早くんは「未来を切り開く力があるのだとすれば、俺はそれを使ってその最果てを見て見たい」となんとも抽象的なお答えをかえしてちょっとがっかり。いやいや、これは北良寛をはぐらかす為であって、本当はもっと深謀遠慮をもって雄大なプランを頭の中に描いていることなのでしょう。それに期待します。そう、核ミサイル積んでるか積んでいないかわからない原潜1隻で世界中を翻弄させた海江田艦長のように、イ401一隻を頼みとし人類と霧とを又にかけての大立ち回りを期待させてもらいましょう。まぁタカオさんがかわいいからみつづけますけど。
まぁとりあえずはキリシマとハルナのの活躍が楽しみな次第です。今回は横浜の防護壁にむかって主砲をぶっ放してましたね。ミサイルもいいですがやっぱり大砲にはロマンを感じますね。
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タカオ、何やってるんですか!(笑)
ちょろすぎますよ。
僧は食事の際に仮面をどうしてるのか気になる……。
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を
大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の
海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」...... [続きを読む]
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あらすじ
タカオを退け、横須賀に入港するイ401。日本政府が開発した対「霧」用の秘密兵器「振動弾頭」のサンプルを積み込むためだ。
積込みと補給の間、イオナを伴い街へ出る群像。「霧」との戦いによる犠牲者の慰霊碑を訪れた2人は、陸軍の部隊に囲まれる。次期首相とも目される大物政治家・北良寛の差し金であった。
イ401を政府に返還するよう求める北との息詰まる階段の最中、突如横須賀を砲弾が襲う!...... [続きを読む]
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蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
第03話 『要塞港、横須賀』 感想
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第3話 要塞港、横須賀 横須賀に到着したイ401。巨大な防護壁が完成して守られていた。厳重な警備、霧の攻撃から艦隊を守る地下ドックに牽引される。 補給と修理を開始するイ401。超重力砲は硫黄島でナノマテリアルを補充しないと修理出来ない。2年振りの横須賀は人口が増えていた。皆、海が好きだから。お嬢様が逃走して千早に助けを求める。イオナがスキャンすると、一人洋館に住むお嬢様だった。メイドたちが彼女を連れ帰る。 霧の艦隊と戦って戦死した人の墓地を参る千早。意味はあるの?現実との折り合いをつける、それが人間... [続きを読む]
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蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 第3話 「要塞港、横須賀」の感想です。
自分にはまだよく分からないところも多いです。
艦隊戦には迫力を感じながらも,登場人物の心理にはまだあまり感じるものがないというか…
一番感じるのは,タカオがちょいエロで可愛くてイイな,ということだったりします。
... [続きを読む]
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タカオを撃破し振動弾頭の受取のために横須賀港に入港する伊401
横須賀港は海上に防護壁を設置し、艦が入って来れないようになっている
霧の艦隊に対してどこまで効果を発揮するやら・・・
そして肝心の港湾設備は全て地下に
要塞港の名に相応しいな
地下ドッグへ入るため7番ゲートへと入る401
だがそこには401へと銃を向けた大量の兵がいた... [続きを読む]
» 『蒼き鋼のアルペジオ』 第3話「要塞港、横須賀」 [ふるゆきホビー館]
JUGEMテーマ:漫画/アニメ nbsp;やっとイ401は横須賀へ入港し、ここで弾薬・食料などの補給を受けることに。しかし、巨大な壁に守られたドックに入ると、周囲には重武装の兵士たちが包囲していました。群像たちは憮然としますが、やはり理由はイ401が、もとは霧の艦隊の船だったため。一応は、物資の搬入がはじまりました。それとは別に、クルーたちが政治家の大物から、夕食に呼ばれます。ただ、群像はある墓地にむかいました。そこには、霧の艦隊との戦死者たちが祀られているのです。そのとき、群像たちは、メ... [続きを読む]
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