アニメ 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 第2話 「嵐の中へ」

「あのユニット、私もほしいな」ええっ、タカオさんデレた？なんかタカオさんいいよ。可愛いよ。というわけで今回は霧の重巡洋艦タカオとの戦い。これからもタカオさんが活躍すことをお祈り申し上げます。

蒼い髪をポニーテールにまとめ、ノースリーブの白のワンピースに黒のレギンスという朗らかでアクティブないでたち、黒のチョーカーがちょっと勝気な彼女の印象にワンポイントをあたえる、タカオさんはっきりいってイオナちゃんより好みです。彼女が操る重巡洋艦タカオも艦橋の形がシャープな感じで巡洋艦のスリムさにどっしりとした艦橋の重厚感があいまって意外とカッコいい艦影です。前回のナガラと同様にミサイルの垂直発射装置が甲板上に多数配備されていて攻撃主体がミサイル魚雷という旧海軍の姿の割には攻撃方法は近代的。残念なのは主砲がほとんど使われないところ。主砲の攻撃って結構ロマンだと思うんだけどね。まぁ相手が潜水艦だからしょうがないか。そして今回は「霧」の必殺兵器もお目見えです。

紀伊半島熊野沖、台風11号の勢力圏ないでの戦闘。イ401は複数のアクティブデコイ（おそらくかなりイ401に近い大きさ。こんなものどこにしまってたんだ？）でタカオの攻撃手段を探りつつ、しかしタカオの攻撃範囲に入ったデコイは正確に撃沈されていく。隠れ蓑にしている台風は時間がたてば熱帯低気圧になって消滅、、外洋から遠回りしてもタカオに追跡されて横須賀を戦闘に巻き込むことになる、千早群像はここでタカオとの直接対決を選びます。ちなみにここでの艦内のやり取りで、霧を支配する最上位命令「アドミラリティーコード」は陸地への直接攻撃は禁止している、という話が出てきます。アドミラリティーコードを出す存在、気になりますねぇ。何故陸地には手を出さないか。どうやら目的は人類の絶滅や霧の支配領域の拡張ではなさそうです。人類を海に（おそらくその上空も）出さないのが目的のようです。

「概念伝達」（この字でいいのか？）霧のメンタルモデルたちは概念伝達という方法で、距離や遮蔽も関係なくお互いの存在を感じ取れるそうです。方位や距離は測定できないそうなので戦闘には直接関係なさそうですが、この方法でメンタルモデルたちはお互いに会話したりも出来るのかな？これから多数の霧の艦船が出てきたら活用されそうな設定ですね。

「私はヒュウガのようなわけにはいかない。早く上がっておいで401」浮上して攻撃に転ずる千早ですが、イ401の位置を正確に掴んでいるタカオ。タカオの装甲の隙間から赤色の光が漏れ出すと煙突部が左右に別れそこから黒色の球体が2体浮上。クラインフィールド、侵食魚雷に続く霧のスーパー兵器、「超重力砲」がお目見え。何かを感じ取った千早は寸前のところで回避命令を出しますが・・・確かに超重力砲、すごいですけど、それよりもイ401がすでにヒュウガと1戦交えたことになっていることのほうに気が取られました・・・もうヒュウガでてこないんでしょうかね？OPには出てましたけどねぇ・・・

正確無比な攻撃でイ401を追い詰めるタカオにどう反撃するのか、と思いきやイ401も超重力砲を持っていた、というオチでした。ちなみにタカオがかなりの広範囲を正確にイ401の位置を把握していたのは、タカオの真下に索敵用の501潜水艦（？）が張り付いていたからでした。ところでこの索敵用の潜水艦にはメンタルモデルはいないんですかねぇ。それはそれで気になるんですけど。まぁナガラもメンタルモデル描かれてなかったし。主役級ではない艦艇の扱いなんてそんなものなのかもしれません。イ401の艦首部分が展開。内蔵されていた超重力砲が露わになります。本来は巡航潜水艦ごときがもっていない武器らしいのですが（タカオ談）どうやらヒュウガとの戦闘で鹵獲したようです。だからなぜヒュウガとの戦闘は省略したのよ・・・どうやって鹵獲したのかとか、気になるじゃん。

真っ白な空間、テラスのような場所。丸テーブルにお茶がセットされていてそこにタカオとコンゴウお姉さまが座ってます。これが概念空間ですかね？第1話でイ401が突如起動した時にイオナが目覚めた場所と同じかな？今回の敗戦に顔を赤らめながらコンゴウお姉さまに弁解するタカオさんが可愛い！タカオは破壊されずに24時間武装をロックされただけという会話がされますが・・・なんか霧の艦隊独特の戦闘ルールみたいなものがあるのでしょうか？それでもまぁこの概念空間（？）という設定、メンタルモデルたち、彼女たちの素顔が見れる空間として面白いかも。もっと色々なメンタルモデルたちがでてきてガールズトークに花開かすなんていうのも見てみたいです。

戦闘が終わってイオナに負担をかけたとねぎらう群像、「問題ない、私たちは兵器。戦うことが存在理由だから」と無表情に答えるイオナ。彼女に与えられた使命の目的が何なのか気になるところですがイオナとは対照的に感情豊かなタカオさん！「人間というユニットを乗せていればあんな戦術も可能なんだ」、と正確無比ではあるがその単純な攻撃パターンになりがちの様相の霧の艦隊の戦い方に対して千早の柔軟な戦闘にどうやらタカオさん、心動かされるものがあったようで・・・「あのユニット、私もほしいな・・・」ってえぇー、もしかしてこの物語、千早が霧の艦艇を倒して、メンタルモデルをデレさせていく話だったのか！！！（いや、違うでしょうけど）デレさせたメンタルモデルの艦艇は自分の持ち駒として使えるようなるとかになれば、ゲームっぽくてそれはそれで面白そうですけどね。最期のほうで夕焼けの海原に浮かぶ重巡タカオのシルエットが結構カッコよかったです。

というわけで、今回は派手な戦闘シーンで楽しませてくれましたが、そろそろ霧の艦隊の謎とか目的とかも描いていって欲しいところです。あとタカオさんの再登場も期待しています！

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