とりあえず第2話見て感想 革命機ヴァルヴレイヴ 「666を越えて」

「だって、仕方ないじゃないですか。僕は、こんな、化け物になってしまって・・・気持ちを伝える資格なんてないですよ」、はい、ショーコ生きてました。あなたの決意は無駄だったのです・・・なんてーあー、ある意味かわいそすぎる！！！

前回ラストでエルエルフに心臓をナイフで刺されとどめの銃弾までかまされた主人公ハルトが衝撃のヴァンパイア化してエルエルフの首筋に噛み付くというトンデモ展開で終わりましたね。ヴァルヴレイヴの傍で倒れるハルトを介抱する同級生たち。ハルトの体には傷は残っていない模様。しかしそこにはエルエルフのお仲間のドルシエ軍特殊部隊の美少年たちも現れます。前髪右側を三つ編みにし左目を前髪で隠す奇抜なヘアスタイル、アードライはＣＶが福山潤さんなんでやっぱりルルーシュを想い出してしまいます。エルエルフに裏切られたことにショックを受けて引きずっちゃうところは・・・人気でそうですね。ヴァルヴレイヴのことを「その笑っちゃうロボットの名前だよ」とのたまうのは、面白ければエルエルフの裏切りも大歓迎！人殺しも陽気に楽しんじゃうクーフィア（ＣＶ：梶裕貴）。この二人が今回目立ってました。後の二人はハーノイン（ＣＶ：宮野真守）にイクスアイン（ＣＶ：細谷佳正）、キャラのデザインも声優さんの配役も狙ってきてますねぇ。

いやエルエルフは裏切ったんじゃなくて、実は前回ヴァンパイア化（？）したハルトが噛み付いた時にハルトの意志がエルエルフの体を乗っ取っちゃったというこれまたトンデモ展開。しかも身体能力はエルエルフの能力を引き継ぐようで、銃の扱いも手馴れたもの。アードライは左目を撃たれちゃいました。かすっただけかな？前回でショーコを失ったハルトはエルエルフの体をかりてドルシア軍に接収されたヴァルヴレイヴと自分の体を取り戻そうとするのですが、前回でドルシア軍の侵攻に巻き込まれ死んだと思われるショーコのことでドルシア軍を憎むハルト、ドルシア軍の兵士たちを平気で銃殺していきます。この辺の吹っ切れ方も恐ろしいわ。「いけませんか？これは戦争なんですよ。ショーコを殺しておいて、自分は死にたくないなんてありえない」と顔色一つかえないハルト（肉体はエルエルフだけど）。気持ちは分からんでもないが、このキャラ変わり具合がすご過ぎ！接収したヴァルヴレイヴを調べる技術者でも平気に殺していきます。

「最初のきっかけをもう一度やればいいのよ。少なくても映画では大体そう」なんだよ!その設定？自分の体を奪い返しヴァルヴレイヴに乗り込んだハルト。流木野サキ（ＣＶ：戸松遥）はハルトの変わりように興味が湧いたのか一緒にヴァルヴレイヴに乗り込んできます。なんとハルトがエルエルフの首筋を噛んだのをもう一度やれと。そんなんで戻るなってギャグマンガでもないよ！と笑ってしまいましたが、それが本当にあっさりと戻ってしまうんですよね。なんか力抜けるわ、いろんな意味で。ご都合主義がすごすぎるのもこのアニメの見所かもしれない。こういう設定で行くんだったらこの便利な能力、もうバシバシ使ってくださいな。逆に使わないとおかしいだろ。敵戦艦に潜入とか女風呂に潜入とか色々使えそうじゃないですか。ハルトの意識が本体に戻ったおかげでエルエルフは意識を取り戻しましたが、体を乗っ取られていたときの記憶はないんですよね。

そのあと色々あって宇宙に出ちゃうヴァルヴレイヴ。そのヴァルヴレイヴを追うドルシア軍は重戦術兵器イデアールを差し向けます。ガンダム風に言えばモビルアーマーね。操縦するのはエルエルフに裏切られたショックがが未だ癒えてなさそうなアードライとエルエルフの裏切りも楽しんじゃうクーフィア。でも見に覚えがないエルエルフがなんだかかわいそう。イデアールから放たれる大量のミサイルなんですがこれ誘導弾じゃなくて操縦者がレバーとコンソールパネルでコントロールしているの？エルエルフも「この攻撃、アードライか」とか言ってましたし。だとしたら操縦者すご過ぎ。ちなみにエルエルフの体から元の自分の体に戻る時にちゃんとエルエルフの体を縛ってからハルトの首筋噛んだのでエルエルフの意識が戻っても拘束を解かれるまでは大丈夫だったんですけど（この辺はご都合主義もいいところ）。一度は流木野サキを人質にとってヴァルヴレイヴの動きを止めますが、機体を接触させてきたアードライからの通信（この「お肌の触れ合い通信」もまんまガンダムの設定じゃないか！）で「エルエルフ、何故私を撃った！裏切り者が、お前だけは、この手で！」と愛しさ余って憎さ百倍的ウホッ、て感じの展開に。「裏切った？俺が？」と状況がつかめないエルエルフがかわいそうだ。「裏切ってくれてありがとうー！エルエルフとは一度バトって見たかったんだよね」とクーフィアもエルエルフのことがすきなんだね。

ハルトの携帯端末から呼び出し音が、送信者名を確認すると指南ショーコ？？？えええええっ、死んじゃったんじゃないの？なんと敵の攻撃で跡形もなく吹き飛んだかと思ったショーコは車の中にいてそれが土に埋まって出れなくなっていたとの事。、っていうか人間をヤメテしまったハルトの立場は・・・ひどい、あまりにも酷すぎるわ。ハルトの戦う動機をいとも簡単にへし折るとは。この脚本恐るべし。

ヴァルヴレイヴも恐るべしだよ。ディスプレイに数値が表示されていて81/100とか表示されていて、右側の数値が左側の上限値の100を越えると放熱しだして動かなくなるらしい。しかし上限値の100がいつのまにか666になっていて、数値が100を越えても数値は上昇し続け、あらたな上限値の666に近づいていきます。その間逃げることしか出来ないヴァルヴレイヴ。数値が666を越えると・・・灼熱につつまれるヴァルブレイヴ。装備していた刀を抜くと、それを自らの動力部らしき腹部に突き刺します。腹切り？引き抜くと火炎を纏った刀は敵重機動メカめがけて延びて行き敵を撃破。見ようによっては腸をひきづり出して振り回しているようにも見えます。・・・なんてチートな。

「だって、仕方ないじゃないですか。僕は、こんな、化け物になってしまって・・・気持ちを伝える資格なんてないですよ」ショーコが生きていて再会を果たすハルト。あの祠でいえなかった続きを言おうとして・・・告白できず、ショーコのＴシャツのセンスのなさを指摘してごまかすハルト。トイレに行くとごまかして建物の影でハルトの特殊能力のことを知っている先輩（犬塚キューマ、ＣＶ：小野友樹）に本心を吐露すしますが・・・なんか物語の展開が凄すぎてコメントできんわ。ハルトのセリフにかぶるようにこんな化け物の体、僕じゃないといわんばかりにＥＤの「僕じゃない、僕じゃなーいー」（「僕じゃない」/angela）がかかってきて、同情はするけどこれでは泣くに泣けないなぁ。結局、好きな子がいるけどヴァンパイアになってしまって告白が出来ずに戦い続ける、って方がやりたかったのね。てっきり好きな子を失ってヴァンパイア化した体で復習鬼になる、って方だと思ったのに。

というわけで次回「エルエルフの予言」、強引な展開で今回も想像を超える大暴れをしてくれたヴァルヴレイヴ。OPやＥＤでヴァルヴレイヴタイプの色違いも描かれていますから、それらがいつ出てくるかも楽しみですね。こうなったら中途半端はいかんよ、これからも想像を超えるトンデモ展開を期待してます。

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