アニメ ソードアート・オンライン 第23話「絆」

やっぱり来ましたね、シルフ、ケット・シー連合軍！サクヤさんカッコいいよ！スラリとした佇まいで扇子をかざし指揮をとるお姿！あとケット・シー軍の竜騎兵がいいなぁ。カッコいいです。RPGでもかなり上位のカッコいい職種ではないでしょうか。グランドクエスト攻略も盛り上がってきました。

「誰もがお互いのことを本当には知らない、偽りの世界」10歳の頃に自分が本当の子供ではないことを知ってから、この人は本当は誰なんだろう・・・オレはこの人のことを本当に知っているのか・・・という他者との関係性の違和感がキリトをネトゲに向かわせた要因のひとつだとモノローグで語られます。それだけでなくもともとネトゲ廃人の素質があったんでしょうけどね。で、仮想世界で脱出できない二年間を通じて現実でも仮想世界でも結局その人は誰かという疑問に意味がないことを悟ったキリト。出来るのはただ信じ、受け入れることだけ・・・。ここではSAO時代の回想が流れて、なんかSAO編がずっと昔のことに思えてきたよ。SAO編に登場したキャラたちがみれて嬉しかったけどね。SAOから帰還したキリトは病室のベットの自分の膝の上で泣きじゃくるスグの顔を見て嬉しいと感じ、直葉との間に生まれてしまった距離を全力で取り戻そうとした・・・らしいのですが、えらい方向に作用してしまったわけですね。さて、直葉の秘めていた想いに直面していたキリトはどうするのか。部屋の外からノックして「スグ、アルンの北側のテラスで待ってる」って呼びかけ。やっぱりオンライン世界に呼び出すのか！ベットの上で膝を抱えて横たわり涙を流す直葉がせつないです。って結局直葉もアミュスフィアをかぶるんかい！

ログインしたリーファの前にいたのはレコン！あ、いたいたこんなの、すっかり忘れていたよ。サラマンダーに捕まっていたんでしたね。「全員毒殺して脱出しました」って本当なのか法螺吹いてるのか。近くにキリトがいないこと、リーファの様子が明らかにおかしく、二人の間にシュラバがあったことを察知したのかレコンはいきなリーファに告白。告白と同時にキスまで迫るとはレコンのくせに生意気な！百万年早いわ！リーファの腹パンチで階段を転げ落ちていきましたけどね。「おっかしいなぁ、この展開なら、後はもうボクに告白する勇気があるかどうかだけだったのに」とぼやくレコン。まぁキリトみたいに次から次へと攻略していくほうが普通ありえなくて、ほとんどの場合レコンくんになっちゃうんですけど。でも恋愛に関してはこのレコンの勇気は見習わなくてはなりませんね。レコンと共にスイルベーンに帰ろうとしていたリーファもこのレコンの勇気ある行動を見習おうという気になったようです。

アルン北側のテラス、キリトの待つ前に降り立つリーファ。スグ、と語りかけようとするキリトを制止し「お兄ちゃん、試合しよ。あの日の続き」と提案。お互い剣を抜きます。剣と剣との語り合いというわけですね。まぁ心を通わせる方法は人それぞれ。いいんじゃないでしょうか。それにアニメだから動きがあったほうが面白いしね。列柱に囲まれたテラスで飛翔しながら剣をぶつける二人、二人の戦いは上空に移動し、それぞれ別の浮島に着地し、構え合います。上段に振りかぶったリーファ。目からは涙がこぼれます。リーファは次の攻撃で剣を放しキリトに斬られることで想いを断ち切ろうとしたようですが・・・キリトも剣を捨て二人は空中で抱き合う格好に。よく考えたら兄妹で何やってんの、ってとこなんですけどロマンチックなシーンです。「何で？」「どうして」お互いが以外だったようで抱き合いながらアルン上空でくるくる輪る二人。空を飛べるっていう設定はこういうことが出来るからいいですね。キリトも直葉にどうやって謝っていいかわからずリーファの剣を受けようとしたんですね。「オレ、本当の意味では、まだあの世界から戻ってきてないんだ。終わってないんだよ、まだ。彼女が目を覚まさないと、オレの現実は始まらない。だから、今はまだスグのことをどう考えていいか、分からないんだ」えーと、コレ、返事保留ってことですか？それに対してリーファ「あたし待ってる。お兄ちゃんがちゃんと、あたしたちの家に帰ってくるその時を」ってリーファちゃんも何を待つんだ？待ってたらいかんだろ！これもう恋人のシチュエーションだよ！思わずいい雰囲気の二人に見とれてしまいましたが、なんか兄妹（本当は従兄妹関係だし）でもいいんじゃないかって気がしてきました。「だから、あたしも手伝う！」なにはともあれ、グランドクエスト２戦目に向かってキリトとリーファ、が力をあわせることが出来るようになりました。「・・・えーと、どうなってるの」と再びキリトと一緒にいるリーファを見て呆然とするレコンくん、ご愁傷様。しかもグランドクエスト攻略メンバーに組み込まれているしｗ

グランドクエスト２戦目。相変わらず広大なドーム内に湧き出す無数のガーディアン、悲壮なな戦いに向かっていくって展開って胸が熱くなります。リーファとレコンはヒーリングに徹してキリトのチートな強さでガーディアン群を突破する作戦ですが・・・BGMがまた悲壮でいいんですよね。今回は止め絵が多くて格闘シーンは前回のほうがよかったですけど、キリトの前に次々とあらわれ壁を形成していくガーディアン群は迫力あります。通常のモンスターとかは攻撃しないプレイヤーをターゲットすることはないらしいのですが、キリトにヒーリング魔法をかけただけでレコンやリーファもターゲットしだすガーディアン群。完全にクリア出来ないように作られているようですね。

「リーファちゃん。僕、よくわかんないんだけど、これ、大事なことなんだよね？僕が、何とかしてみせる」ヒールに徹してもターゲットされるのなら意味がないとキリトを助けに行こうとするリーファをレコンが止める。自ら囮になるつもりかガーディアンを魔法で攻撃しだすのですが・・・結構倒します。なんだ、ガーディアンって１体１体はレコンでも倒せるレベルだったのか・・・いや、ああ見えて実はレコンもドジでなければ結構強かった、ということにしておこう。レコンが敵を集めて使用したのは自爆して広範囲の的を倒す魔法。ガーディアン群の壁に穴が開く。この自爆魔法は相当のデスペナが課せられるそうですが・・・SAOと違ってプレイヤー自身が死ぬわけではないですからね。コレでリーファちゃんの高感度アップするなら安いものか。ごめんレコンくん、ここに来て急にかっこつけられても・・・

レコンが命を賭して空けた隙間も無数に発生するガーディアン群に阻まれゲージが赤になるまでの攻撃を喰らうキリト。ヒーリングを行うリーファにもガーディアンが迫り万事休す。そこに聞こえてくる雄叫びは。シルフとケット・シーの連合軍が遂に参戦。ケット・シーたちは飛竜にまたがったドラグーン隊。これカッコいいです！ドラグーン隊のブレス攻撃とシルフ隊のエクストラアタックを指示するアリシャとサクヤ。おっぱいならリーファに負けないサクヤさん。扇を片手に軍師っぽく戦闘指示を出すお姿が結構惚れ惚れです。押されていた形勢を押し返す勢いです（レコンの活躍がすっかりなかったことに・・・いや援軍が到着するまで時間を稼いで全滅を阻止したと思っときましょう）。キリトの傍に駆けつけるリーファ。背中を任せるキリト。二人の間のわだかまりももう吹き飛んでます。上空にはまだレコンが空けたガーディアン群の隙間が残っていてそこを通り抜けようと飛翔するキリト。そのキリトにリーファは自分の剣を投げます。二刀流になるキリト。「いって、行ってお兄ちゃん、いっけぇー」とリーファの想いものせて二刀を前面に構えたキリト、光につつまれた巨大な弾丸と化し襲い掛かるガーディアン群を弾き飛ばしていきます・・・（どんだけチートやねん）「飛んで、どこまでも。どこまでも空を翔けて。世界の核心まで！」

一難さってまた一難、天井の扉にたどりついたキリトですが、扉は開く気配なし。ユイに状況を調べさせるキリト。「パパ、この扉は、クエストフラグによってロックされているのではありません。システム管理者権限によるものです。つまりこの扉は、プレイヤーには絶対あけられないということです」ユイが語る衝撃の事実。つまりどう足掻いても攻略できないということですね。一旦なりを潜めていたガーディアンがまた壁面の光体から発生しだし、数を増していきます。キリトが思い出したのは上空から落ちてきた、たぶんアスナが落としたであろうシステム管理用カード。ユイちゃんの助力で管理者コードを転送し何とかゲートを開くことが出来ました。

今回も楽しく拝見しました。なんてご都合主義！なんて主人公補正！とかいってはいけません。英雄譚なんて大概がそんなものです。ハリウッド映画でさえこの例に洩れません。リーファが案外早く立ち直ったのは少し物足りない気もしますが、あくまでも本筋は世界樹攻略&アスナ救出ですからね。次回「鍍金の勇者」いよいよ最終対決ですかね。やっぱりオベイロンと戦うのかなぁ。プレイヤーと同じ土俵に出てくる時点でご都合主義という気もしますが・・・アレだけ下衆な須郷ですから管理者権限とかバシバシ使ってくるのでしょうね。キリトもヒースクリフ戦で見せたシステムを越えた能力を発揮するのでしょうね。それでも楽しみなんですよ。悪を正義が懲らしめる話は分かりやすくてやっぱり面白いんですよ。

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