(ネタバレ有り)
今度は良い席で見るために、平日のレイトショー2時間前の18時に大急ぎにチケット買いに行きました。おかげでかなり真ん中に近い席で見ることが出来てました。2回目でも震えて来るような作画と怒涛の展開で、鑑賞中何度も溜息が出ますよ。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック SPECIAL EDITION
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エヴァンゲリオン仮設5号機と新キャラクター、真希波・マリ・イラストリアスを冒頭に持ってきて、いきなり戦闘シーンで始めるあたりでもうすごいです。しかも演出は手抜きなし。始めてみる方だけでなく、過去にエヴァを見続けてきた方々にも激しい衝撃と若干の戸惑いを与えます。しかもエヴァンゲリオン対使徒という構図も初見の方になんとなくわからせてくれますしね。それに続くのはアスカと2号機登場。空中を自由落下しながら使徒を倒すところはエウレカセブンやマクロスへのあてつけかのごとく浮遊感が演出されています。日本最高峰のアニメはエヴァだと言わんばかりです。
2回目観て今までのエヴァと違って各キャラクターがぐんと人間らしくなったのを感じます。特にゲンドウは過去の作品では、自分の子供であるシンジに対してそういった関係性がまったく感じられなかったのが、仕事(補完計画?)オンリーで子供と接するのが苦手な父親にちゃんと見えるんです。これが観ていて気持ちよかったところ。過去のエヴァのゲンドウのシンジに対する態度は酷かった。月へ視察中(?)中のゲンドウが使徒撃滅の報告をするミサトに、初号機パイロットに変わってくれと言い、シンジに直接、よくやったな、と声をかけるところがすごくよかった。
相変わらず思わせぶりなキーワードで見ている者を幻惑させてくれます。いきなり「煉獄エリア」とか「アケロン」とか耳慣れない単語が出てきたり、加持がゲンドウのもとに持ってきたのが「ネブガドネザルの鍵」だったり、月面で建造中のエヴァをMark06といい6号機といわないところとかとか。今回の加持さんはいきなり冒頭のエヴァ5号機と使徒との戦闘が起こるように工作活動していたみたいで今回の加持さんの役割も今後が気になるところ。まぁ庵野監督って見せ方の人だから、そのシーンが面白いと思ったらその謎が回収できようが出来まいが色々な単語を放り込んできてるんでしょうけど。
そういえば月面でエヴァMark.06が建造されているので思い出しましたが、大昔なんの本か雑誌に載っていたのか覚えていませんが、まだTVシリーズが放映中だったころ、スポンサーさんへプレゼンする企画書のようなものを読んだ記憶が・・・1話から26話を短くこの話はこんなエピソードします、というのが書いてあって確か最終回では使徒の基地が月にあってエヴァンゲリオンが乗り込んでいって倒して大団円、のようなことが書いてあった気がするのですが。私の記憶違いだったのでしょうか。大昔のことですから記憶違いかも。知ってる方おられないかなぁ。今回のシリーズではエヴァンゲリオン軍団が月へ侵攻するかもって少し思っちゃいました。
前の記事にも書きましたが今回はアスカが非常に良いです。エヴァ3号機の起動実験に斜面をケーブルカーでのぼって行くところ。携帯電話でミサトと通話しながらプラグスーツを着込んでいくところ、もう涙が出てきました。色々な方のブログを観させていただいて、今回のアスカの描き方に賛否があるようです。シンジと綾波がいい感じの仲になっていってアスカが恋愛(なんでしょうか?)面でおいていかれた感じがするのでしょうか。第10使徒との決戦という重要な見せ場をマリに持っていかれたせいでしょうか。ただキャラクターの厚みはすごくでて、恋愛面(?)では脇に廻ったかもしれませんが、「破」の主役は彼女だといっても過言はないと思うくらいキャラクター作りこまれています。名前が式波・アスカ・ラングレーに変更されたのは前シリーズとは違うアスカにしたかったからかもしれませんね。実は前シリーズまでアスカあまり好きではなかったのですが、今回のアスカのキャラはよく描けていると思います。サービスシーンも多いですしね。
TVシリーズと違って2時間しかない中で、三号機にアスカを乗せたのは正解だったと思います。トウジの話を描いて、さらにこのあとアスカの精神汚染の話をを入れるとかなり尺が伸びますから。シンジとアスカのユニゾンがなくてがっかりしておられる方もおられて申し訳ないですが、これは3体のエヴァで第8使徒を受け止めるところに集約しちゃったのね。アスカの良いシーンがカットされている、というのはわかるんですけど、2時間の映画としては、最後の第10使徒戦までぐいぐい話が盛り上がりますからこれでよかったのかも。
いっぽうそのシンジと綾波ですが、綾波がすごく人間らしくなりました。もう「ポカポカする」というセリフで持っていかれた人も多いのでは。この綾波がゲンドウとシンジが仲良くしてもらいたいから食事会を開こうとするなんて誰が想像したことか。前シリーズでは碇君はお父さんのことをわかろうとしたの?とただなじるだけだったのに、自らなれない包丁で食事会のため、料理の練習で指を絆創膏だらけにする姿はカワイイです。そしてシンジも今回は自ら第10使徒に取り込まれた綾波を取り返そうとするんですよね。なんて泣けるクライマックスなんでしょう。綾波を返せーですよ。そんなセリフをあのシンジ君から聞けるなんて。ここ本当に泣けました。
今回は使徒のデザインも完全に一新されていました!第7使徒・・・湖に針のような細い足でATフィールドを張りながら歩いてきます。顔は第4使徒(TVでは第3使徒サキエル)なんですけど完全にオリジナルです。第8使徒はあの宇宙から落下してきてエヴァ三体で受け止める奴です。でも宇宙にいるときは球体なんですよね。落下して展開するとTVシリーズでの第10使徒サハキエルのようになるのですがCGで全然違う感じに仕上がっています。第9使徒はエヴァ3号機に侵食するやつ(TV:第13使徒バルディエル)、そしてTVシリーズではあの第14使徒ゼルエルに当たる超攻撃タイプな第10使徒。かろうじて第10使徒が前作と似ているかな。そして冒頭に登場したのは永久表土に凍結してあった第3使徒らしいです。これも完全にオリジナル。いやぁ、すごいすごい。
今回の「破」はすごすぎてまだまだ書き留めておきたいことが多いのですがひとまずはこれで。次回作はいつになるんでしょうね。今度は「気持ち良い」終わり方をしてほしいものです。

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