篤姫 第18回 斉彬の密命
安政の大地震の為に振り出しに戻ってしまった輿入れ話。篤姫もはや二年も待たされてもう二十一になるそうで、それでもこの試練を耐えればいつか自分の為になるとあくまでも前向きな篤姫です。
さっそく井伊直弼(中村梅雀)を中心とする譜代の大名の動きが出てみたいですね。阿部正弘(草刈正雄)は老中首座を退くことと、堀田正睦(辰巳琢郎)への老中就任を家定(堺雅人)に具申しに来ました。ご機嫌麗しゅう、という堀田に対して、江戸の町が地震でこの有様なのに!と怒りだします。またしても暗愚そうに見えて実は鋭いのではないかという上様、一見政治には興味ないように見えながら、阿部と堀田の交替にそれでうまくいくのか?と阿部に耳打ちしたりします。
それはさておき、尚五郎(瑛太)はいよいよ小松家を継ぐことになり、お近さん(ともさかりえ)とめでたくご結婚!ですが自分の中で「決め手がない」と浮かぬ顔です。尚五郎はもう篤姫のことはとっくにふっ切っている、といってるんですがどう見ても未練ありまくりに見えますよ!挙句の果てに お近さん この縁談断ってくださいって言いに来てしまいました。お近さんがかわいそう。でも七歳も年上だったんですね。でもそんな お近さん をみてやっと「決め手」ができたそうです。そうだぞ尚五郎、お近さんはずっと見守ってくれていたんだぞ。
篤姫(宮崎あおい)もやっと輿入れの日取りが決まって、幾島(松坂慶子)もハッスルしだしました。そんな篤姫に斉彬(高橋英樹)から密命が下されます。もし子供ができなかった場合は次期将軍に一橋慶喜を推挙するようにと。ある意味幕府を衰退させる一因にもなった井伊を中心とする南紀派と外様雄藩の一橋派の抗争がもう始まっていますね。
英姫(余貴美子)も輿入れの前夜、やっと篤姫の前に覆面なしで向かい合います。篤姫の純粋さは英姫の心もとかしていったみたいです。ほんとうはいい人だったんですね。
そしてやっと次週は大奥に入るわけで楽しみです。大奥年寄の滝山(稲森いずみ)も登場。いよいよ大奥らしくなってきたじゃありませんか。大奥の主要人物もぽつぽつと顔をそろえてきましたね。次回「大奥入場」。
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