「天璋院篤姫」登場人物覚書 その1「出立」
宮崎あおい主演の大河ドラマ「篤姫」。あおいちゃんがかわいくてついつい見てしまいます。小説(天璋院篤姫/宮尾登美子)まで読んでしまいました。せっかく読んだけど歴史小説って大筋には出てこないんだけど歴史上の人物名がやたら出てきますね。というわけでせっかく読むんでまた登場人物の覚え書きでもと思って始めたけど、半端じゃないくらい出てくる!!というわけで第一章「出立」あたりまでを書き出してみました。あくまでも小説を読みながらの覚書ですので・・・できるだけ登場順でもれなくピックアップしているつもりですが・・・
小説ではドラマとちがいあっさりと出立。瑛太演じる肝付尚五郎(のちの小松帯刀)も上巻では全く出てきません。
篤姫 幼名於一(かつ)、成人して敬子(すみこ)。天璋院。島津忠剛の長女。のち将軍家定に嫁ぐ。女性ながら史書の類を講読し、斉彬にその聡明さをみこまれる。
幾島 篤姫の老女。元の名を松阪。江戸本邸で表老女の藤野とともに権勢をふるった。斉彬の姉郁姫付きだった。福岡黒田家の江戸次席家老鎌田良純の娘。薙刀の名手らしい。
島津斉彬 薩摩藩第二十八代藩主。集成館事業や海防、洋書翻訳等進取に富んだ政策を行う。
向井新兵衛 篤姫参府の際の御発輿総指揮官。側用人。
英姫(ふさひめ) 斉彬の妻。一橋斉敦民部卿の養女で実は第十一代将軍家斉の娘。薩摩側が対等な結婚を望んだため一橋家の養女になり入輿する。婚儀の翌年痘瘡を患いその痕が顔に残り人前に出ることを極端に嫌うようになったという。
徳川家慶 第十二代将軍。篤姫の夫の家定の父。妻は有栖川宮織仁親王の娘喬子。
お幸 篤姫の母。忠剛の妻。
島津忠剛(ただたけ) 篤姫の父。御一門四家、今和泉郷の領主。島津安芸。
島津忠冬 忠剛の長男。
島津久敬(ひさたか) 忠剛の二男。お幸の実家の養子となる。
峯之助 忠剛の三男。島津忠敬(ただゆき)。
島津斉宣 薩摩第二十六代藩主。忠剛の父。斉彬の祖父になる。
島津忠喬(ただたか) 今和泉家第九代領主。忠剛はその養子。
島津継豊 薩摩藩第二十二代藩主。島津一族を組織化する。妻は第五代将軍綱吉の娘竹姫。
菊本 今和泉家の奥老女。忠喬夫人の侍女、お幸の方付、忠冬の乳母役を経て篤姫付に。a篤姫の斉彬養女縁組前に自害してしまう。
島津斉興(なりおき) 薩摩藩第二十七代藩主。斉彬、久光の父。
お由羅 斉興の側室。久光の母。
島津久光 斉彬の腹違いの弟。御一門四家の重富家の当主島津周防。(ドラマでは現時点での呼名である忠教(ただゆき)を使用。宮尾さんの小説では最初から久光を使っている。)
お春 忠剛の側室。於熊、於竜、於才の母。
お雪 忠剛の側室。藩よりお家改革を迫られた際暇に出される。
於才 篤姫の妹。(於熊、於竜は死去)
島津重豪(しげひで) 薩摩第二十五代藩主。次女の茂姫は第十一代将軍家斉夫人。栄翁と呼ばれる。豪奢な質で蘭学を好む。
島津忠厚 忠剛の祖父(今和泉家)。
調所広郷(ひろさと) 笑左衛門。斉興に、重豪の茶坊主からとりたてられ財政係に黒糖の専売や密貿易で、藩財政を立て直すもその責で服毒自殺する。お由羅派と目されている。
しの 篤姫の侍女。
弥姫 斉興の正夫人。斉彬の母。鳥取藩池田相模守治道の長女。
盛之助 斉彬の第三子。四歳で死去。亡くなったとき床下より調伏の人形が出てきたことからお由羅騒動がおこる。
菊三郎 斉彬の長子。当歳で死去。
澄姫 斉彬の長女。四歳で死去。
邦姫 斉彬の次女。三歳で死去。
寛之助 斉彬の次子。四歳で死去。
篤之助 斉彬の第四子。やはり怪しい病で死去。
近藤隆左衛門 物頭。お由羅、久光暗殺が露見した際鋸挽きにされる。
阿部正弘 老中首座。お由羅騒動のあと斉興隠居の内諭を下す。斉彬の親友。伊勢守。備後福山十一万石の領主。大奥でも人気がある。
松平春嶽 越前藩主。斉彬の親友。
西郷隆盛 ペリー来航の頃、斉彬の庭方役に取り立てられる。篤姫入輿の際には京へ輿入れの道具の調達を命ぜられる。
シーボルト 斉彬は重豪を補佐してシーボルトに引見したこともある。
一橋斉敦 斉彬の正妻英姫の父。
於哲 重富家島津周防の姫。重富家の現当主は久光である。
於定 同上
於寛 同上
勝山右近 島津忠治。島津周防(久光)の第二子。宮之城郷の島津図書の養子に入ることが決まっている。忠剛は篤姫がお由羅派である右近の室に望まれないか恐れている。
須磨 伊集院太郎兵衛の娘で斉彬の側室。
島津兵庫 御一門四家の加治木家当主。
島津讃岐 御一門四家の垂水家当主。
伊東安左衛門 今和泉家用人。忠剛が篤姫を重富家に行かせない方法を伊東も含めて評定する。
虎寿丸 斉彬の四男二女を失った後の子。近衛家の信姫と婚約するが、五歳で死去。
(てる)姫 斉彬の側室お須磨の方から生まれた娘。
塩屋泰山 篤姫の漢学の師。江戸の儒者尾藤二洲の系統。
典姫 斉彬の四女。母はお須磨の方。
菊池藤助 世子虎寿丸の着袴の儀をとり行う。
きよ 同上
徳川家定 第十三代将軍。世子の時は家祥(いえさち)で右大将さまとよばれていた。
有君(ありぎみ) 家定の最初の妻。関白鷹司政煕(まさひろ)の娘。
明君 家定の二番目の妻。関白一条忠良の娘。
茂姫 島津重豪の二女で第十一代将軍家斉夫人。家光以来武家の奥方はこの人のみ。幼名は寔子。篤姫の名はこの人が入輿の時篤姫(とくひめ)を名乗ったことに由来する。広大院。
一橋宗尹(むねただ) 茂姫の母保姫の父。茂姫が御台所の上がったのは母方の実家の一橋家の推輓があったから。斉彬の妻英姫の実家も一橋家である。
徳川家光 第三代将軍。室は鷹司信房の娘。
徳川綱吉 第五代将軍。室は鷹司房輔の娘信子。
徳川家宣 第六代将軍。室は近衛基煕の娘。
徳川家継 第七代将軍。室は霊元法皇の娘八十宮(やそのみや)。
徳川吉宗 第八代将軍。室は伏見宮貞致(さだゆき)親王の娘真宮(さなのみや)。
徳川家重 第九代将軍。室は伏見宮邦永親王の娘比宮(なみのみや)。
徳川家治 第十代将軍。室は閑院の宮直仁親王の娘五十宮(いそのみや)。
徳川家斉 第十一代将軍。一橋治済の第四子。家治の世子が急死したため徳川宗家を継ぐ。時は文化文政時代でこの人の治世を特に大御所時代と呼ぶ。多くの側室と子を持った。、
美濃部筑前守 家斉の寵臣。
水野美濃守 家斉の寵臣。十三代継嗣問題で自身が認めた家斉公御遺命のお墨付きが中野石翁を経てお美代の方に手渡される。
美代 中野石翁の娘で家斉の側室。娘の溶姫(ようひめ)は加賀前田家に嫁ぎ犬千代を生む。この子を十三代家定(家祥)の嗣子にしようとする陰謀があった。
堅山武兵衛 斉彬の側用人。篤姫が斉彬の養女になる際に使わされる。
近衛忠煕(ただひろ) 篤姫は斉彬の養女から忠煕の養女を経て家定に輿入れする。
広川 斉彬の養女になった篤姫の侍女。若年寄。
島津岩見 国家老筆頭。養女縁組の儀に誓紙をを読み上げる。
島津伯耆 国家老。篤姫が斉彬の子であるという公文書を幕府に送る。また篤姫が近衛家の養女となる際近衛家にいって父娘の結定式を行った。
多紀元堅(もとかた)将軍の奥医師。
伊達宗城 阿部正弘らとともに篤姫の将軍入輿に力を貸す。
近衛経煕(つねひろ) 右大臣家。広大院茂姫が将軍家に入輿する際一度養女になる。篤姫が近衛忠煕の養女を経て将軍家に入輿したのは先例となる。
近衛基前(もとさき) 経煕の子。夫人は尾張徳川家の静子。忠煕の父。
ペリー 米国海軍提督。軍艦四隻を率いて浦賀に来航、開国を要求の頃、篤姫は将軍家御台所に望まれた。
お楽の方 将軍家慶の母。父は小姓組押田藤次郎敏勝。
楽宮喬子(さざのみやたかこ)第十二代将軍家慶夫人。有栖川宮織仁の娘。
水野忠邦 天保の改革で有名な家慶時代の老中首座。阿部正弘はこの人のに老中首座をつとめる。
線姫(いとひめ) 水戸斉昭の長子慶篤夫人。大奥女中達、首謀者姉小路はこの人を水戸家との婚約を破棄させ、家祥の二度夫人を亡くしたあとのご簾中に立てようとした。長女随姫(ままひめ)を残して自害。
おくめの方 第八代将軍吉宗の側室。
高木仁左衛門 大阪藩邸代表。
保姫 左大臣二条斉敬(なりゆき)の娘。保姫を家祥のご簾中におす動きもあった。
その2「入輿」につづく・・・・かも・・・
新装版 天璋院篤姫(上) 著者:宮尾 登美子 |
新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8) 著者:宮尾 登美子 |
最後の大奥天璋院篤姫と和宮 (幻冬舎新書 す 2-1) 著者:鈴木 由紀子 |
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